最近読んで面白かった小説3つ
今年の8月からの期間で読んだ小説で,面白かった3つを紹介.
「凍りのくじら」 辻村深月著,講談社文庫
「一瞬の風になれ」1・2・3 佐藤 多佳子著,講談社文庫
「獣の奏者」1・2 上橋 菜穂子著,講談社文庫
気がつけばどれも講談社文庫.しかも著者女性..
「凍りのくじら」 辻村深月著
主人公の女子高生は,顔も頭も良く,はたから見たら昼(学業)も夜(交友関係)もそつなくこなす器用な娘.しかし実際は,生活環境も心の中も結構複雑.物語は,彼女が,不思議な雰囲気を持つ男子と知り合うことから始まる.
彼女,そして彼女の父親が大好きだった”ドラえもん”への愛情たっぷりな,”SF(すこし不思議)”な物語.
ドラえもんを大人買いしたくなります.
「一瞬の風になれ」 佐藤 多佳子著
高校に入ってから陸上部に入った主人公男子の,高校三年の夏までを描いた作品.
主人公の一人称で描かれる物語は,とにかくさわやか.主人公の競技である短距離走のような疾走感も魅力.
高校時代に戻って部活をまじめにやりたくなります.
「獣の奏者」1・2 上橋 菜穂子著
一言で言うと,獣と交流ができる女の子の物語.しかし,”動物と人間の交流”だけの物語でなく(もちろんそれは太い縦糸のひとつだけど),それ以外に,権力や,大量破壊兵器などといった政治的な色合も絡んだ,とても深いお話です.さまざまな運命に翻弄されながら,彼女はどのような生き方を選択するか.
なお,お話は一応これで完結するが,最近この続編がハードカバーで2冊出版され,それが完結編らしいです.だれか貸してください.
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